この本は、慶応義塾大学の幸福学の研究者が科学データの提供や構成を考え、星渉氏によって解り易く、そして興味深く読めるように書かれた「科学的に自分を幸せにする」ための本です。途中に、72問のアンケートに答えることで自分の幸福度を分析する本格的な診断テスト「Well-Being Circle」(無料)のQRコードが載っています。

夢や目標は、実現可能か否かに関わらず持っている方が良いとか。(確かに宝くじに当たる確率など、空港で偶然に有名人に会う確率より低いのに買う人がたくさんいる)お金は自分のためより、他者のために使ったほうが幸福度は上がるなど。(実際の実験結果が示されているが、その金額は少額でもよい)好きなことを仕事にするというと、多くの人が難しいと話すが、1000円を稼げるか?とハードルと下げて考えてみる。好きなことをしているだけでは幸福にはなれず、好きなことをし続けることで得意なこととなり、他者の役に立つようになり、報酬を得られるようになると、それは生きがいになると。

私はこの本を読んで、一度自分の中の幸福追求のための努力の仕方を見直したり、最後は「なんとかなるだろう!」と楽観的な気持ちが湧いてきました。

みーちゃんさん 55歳 男性