テレビの地上波で実写版の映画を観て、めっちゃ面白い!
原作も絶対読まなきゃという運びで読みました。

映画はライトとエルの対決で決着がついて終わりでした
が、原作とは結末が全然違ってます。限られた時間内の
映画なので、こういうストーリーになったかという感じ
ですが、コミック本は更に倍くらいの話が続いて、もはや
別物と思った方が良いくらいですね。

デスノートに名前を書かれたらその人間は必ず死ぬ、、
正直有り得ないし陳腐な設定のストーリーだなと感じ
ましたが、緻密な人間心理が秀逸でコミックの中では
ベスト3に入るくらい面白いと思います。
主人公のライト、、ですが、、何が怖いと言って
話が進むにつれ、どんどん人格が崩壊していって
最初の頃は良い世を創造するのが目的だったはずなのに
どんどん高慢になっていって、自分が殺人犯として
捕まらない為に善良な人間までどんどん殺すように
なってしまいます。。自分の利益の為に自分を愛したり
信奉してくれる人間すら簡単に殺すようになってしまいます。
犯罪者とはいえ多くの人間を葬ってきたライトは、
なるべくして恐ろしい殺人者になってしまったのか、、

相当人気のあったコミックです。私はライトが正しいと
思いますしこのストーリーの結末には納得行かないです。
デスノートの最大の被害者はライトだったという作中の
台詞は正しいとは思いますが、、希望通りの結末ではなくて
やきもきしました。

人気本だけあって、本当に緻密でドキドキハラハラで
とても面白い話だと思います。映像しか観ておられない
方も是非コミック本で読まれることをお勧めします。

さくら咲くさん 48歳 女性