2024年に出版されて新人の作家さんで誰この方?
だったのですが、本屋さんのポップなどからも、なるほど面白い!というお勧め本です。
次作に「成瀬は信じた道をいく」その次に「成瀬は都を駆け抜ける」が出版され現在3冊読めますが、どれもとても面白いです。
主人公は中学生の成瀬あかりという少女です。表紙に大変可愛らしい少女のイラストが描かれているので想像し易いと思います。可愛らしい外観に全く似つかわしくない強烈な個性を持っていてギャップも面白いと思います。いくつもの章にわかれていて、
読みやすい文章で一冊読むのに一時間かかるかどうかくらいサクサク読めて読後感が爽快です。
突拍子もないことを言ったり行ったりするだけの少女ならただの変人だと思うのですが、こちらの主人公は芯が強くて揺るがない、しかも万人が共感できる正義の戦士という感じで、どこかに居そうな気もするのですがちょっと現実には難しいかなといった
所も人気の秘訣では、、と思われます。
やはり、最初の天下を~が一番しんみり来るので、読まれるならこちらの一冊、、ですが、続編もいろいろなエピソードや父親目線、小学生目線など、角度が変わるので、楽しく読めると思います。父親の言葉にもあるのですが、何故主人公あかりが卓越した頭脳や個性を持ったのか?大変不思議に思います。。
ごくごく普通の環境にいたら個性豊か過ぎて周りから浮くのもよく理解できますし、、下手したら性格の悪いグループにいじめられたり、、と思わないでもないですが、、中でも一番あかりが恵まれてると思うのは親友が理解してくれて寄り添ってくれるという事じゃないかと思います。
いつの時代もどこの世界でも友人が自分を理解してくれて寄り添ってくれるのは羨ましい話だと思います。
人気作だけあってホントに面白いと思いますし、読後も爽快な気持ちになれると思いますのでお勧めです。
さくら咲く 49歳 女性




