AIやDXが、超高齢化社会の現在の日本になにをもたらすか。これが本書のテーマです。著者は、医療未来学者であり、東京科学大学特任教授。本書によれば、AIはすでに医療の現場に導入されています。そして可能性として言えば、生身の医者では不可能な何百万ものデータを元に正確かつすばやい診療が可能になるのだそうです。また、そのことで医療費の抑制が期待されています。また、薬事承認されたアプリもいくつか登場してきています。
 このようにAIは医療のあり方を変え、同時に医療費の抑制も期待できる技術です。それは同時に、従来的な医療のイメージやスタイルも変えていく。タイトルにはそのことが象徴されているように思います。

やましたさん 男性