カレーとは塩水である。
 音とはすなわち波である。

 なのに。
 スパイスを。油でガーリックとジンジャーとともにテンパリングして、トマトと玉ねぎをブランパンで炒めていけばなんとも言えない音楽となっていくではないか。

 コロナ禍の真っ只中、自粛自粛で潰れかけのライブハウスを立て直すべく、父のスパイスカレーを手段にせんとしたライブハウス店長の女の子。

父:『ググれ』(終わり)

 ザッケンナ!
 救いの手はたまたま訪れた音楽家かつスパイスカレー好きな女の子との出会いから。

 甘いカレー、辛いカレー、痺れるカレー、スッキリカレー。

 監修印度カリー子さんのレシピとともにピリピリスパイスとビリビリ音楽の幸せな時間は流れていく。

 辛いと一口に言っても痛い痺れるスッキリツンツンするとスパイス次第。
 シンプルなものを彩るものはそこらへんにあるのだ。

 この漫画との出会いはお気に入りの音楽との出会いのように、あなたの人生を彩るカレーを見つける手がかりとなるかもしれません。

鴉野 兄貴さん 男性
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