この作品は 野生時代の新人賞受賞作。
演芸写真家を目指す若い女性が主人公だが、寄席という舞台の裏でどのように仕事をするかを描いている。
その中で、演者の写真を撮るときには、見えないはずの演目の景色が写真の後ろに浮かび上がるような作品にすべきという話が出てくる。
そこで、古今亭志ん朝師匠と立川談志師匠のDVDを音を消して、演目当てをやってみた。
すると、志ん朝師匠はその表情、談志師匠は手の動きに特徴があることが分かった。
そんな寄席、落語の楽しみ方を広げてくれる作品として、ぜひ落語ファンに読んで欲しいと思います。

だんだいさん 67歳 男性