完全版では全3巻で完結です。3冊を友人が貸してくれたので読みました。完全版の前は4巻で完結のようです。多分どちらを読まれても一緒だと思います。
主なる登場人物は商工会議所で事務職をやっていたかわいらしい女の子と東大生のイケメン男2人が、腕はピカイチでも性格に問題があって無職状態の天才パティシエを口説き落としてほどんどクローズばかりの場末の商店街で洋菓子店をオープンさせる、というお話です。
絵がとても綺麗な漫画家さんです。人物もとても可愛らしく描かれていますし、件の洋菓子はそれはそれは丁寧で、漫画は白黒の印刷だというのに、めちゃめちゃ美味しそうです。3冊ですが、一冊に30分もかからなくてアッという間に読めます。メインのパティシエさんを筆頭に、とても個性的で面白い人物ばかりが登場して、最後までほのぼの読めます。どの人物もしっかり自分の意見を持っていて信念貫くという感じで好感が持てます。
洋菓子がメインなので、聞いた事もないお菓子の名前も多いですし、材料やら機材やら、日常生活からは遠い横文字の名前がけっこう出てきて???という感じですが、料理を沢山される方は知ってる事が多いのかも知れません。けっこう作る工程とか材料はこうこだわるとか、お菓子の漫画だけあって、細部にわったって描かれています。料理好きな方にはとても参考になると思います。甘いもの好きな人は多いと思いますがこの漫画読むとますます食べたいと思うようになると思います。
さくら咲くさん 49歳 女性