大好きな作家さんの流水りんこさんの作品です。
もう何十年も大ファンですので、全作読ませて頂いております。

現在3巻が出版されていますが、人気のあるシリーズなので、
まだまだ先はあるかも知れません。
どの本も100話も掲載されています。一話がかなり短くさくさく書かれているので、早く読み進める本ですね。中にはりんこさんご自身の経験や身内知人の近しい人の体験談も掲載されていますが、ほぼ読者からの投稿の話をりんこさん独特の手法でまとめて書かれている話なので、、中には背筋が凍り付くような話もあるのですが、声を出して笑えるような話も多いと思います。

3冊で、300もの話が楽しめます。ですが、、私が一番怖いのは、「ここまで沢山摩訶不思議な恐怖体験が存在するのか~⁇」です。まあ、中には全くの妄想で投稿する人も、、いるのかもしれないので何とも言えないですが、、霊を視ている人の何と多いことか、、。家の中で小人さんを見た経験を持つ人も何人かおられるのですが、、はげたおっさんというのは、、何とも笑えます。はげたおっさんがヘビの水槽に入って食べられるとか、、目の前でそんな事が起こったらさぞや怖いかと。。庭で小さな恐竜に遭遇する話もあるのですが、相手も驚いて逃げてくれたから怪我をしないで済んだのですが、向かって来られたら命に関わりそうです。。悪霊にカラオケボックスで出会う女性達3人組が、ヘビメタを熱唱して悪霊を退散させて勝利する、という話も実に笑えました。幽霊など視覚的には怖いですが、こちらで出てくる話では、人間やペットが勝利するという話が多くて~やっぱりホントに怖いのは生きてる人間か~と思いました。

話自体はホントの体験談ばかり(?)から成り立っているので、とても怖いと言えば怖いですが、、笑える話が多いと思います。
ひんやりしたい暑い夜に読まれる事をお勧めしたいです。

さくら咲くさん 48歳 女性