こちらの映画より先に「犬鳴村」と言う映画があってその
姉妹作のように言われていますが、続編ではなくて別物ですね。どちらも映画鑑賞が先で、映像だけは良く分からない部分が沢山あったので小説版も読んでみました。映画版よりも細かい部分はやはり小説版の方が良くわかると思います。漫画版も出版されています。漫画版も気楽に読めて良いと思います。

怖いという観点から見たら、それはもう八墓村とか犬神家の一族とかめちゃめちゃ怖い!という作品に比べたらほとんど怖さはないと思います。でも、あっという間にどんどん登場人物がグロイ死に方で死んで行きますし、呪いの部分もあって自らの身体を自分で傷つける不気味さもあります。正直、登場人物は多いし人間関係も複雑だし、恐怖か呪いか怨念か家族愛か、、主人公は2人?途中で病院行きになってしまうし、、煩雑なストーリーだと思います。もっと単純な方が個人的には楽しめるのにと思わないではおれません。

夏ですし怖い本で涼むのは良いと思いますが、こちらの本は怖いというより、、趣向を凝らした作品でむしろコメディだと思って楽しめるジャンルの本ではないかなと思います。

さくら咲くさん 49歳 女性

樹海村〈小説版〉 (ひ2-3) (竹書房文庫 ひ 2-3)

樹海村〈小説版〉 (ひ2-3) (竹書房文庫 ひ 2-3)

久田 樹生, 保坂 大輔, 清水 崇 / 竹書房 / 2021/1/21