2020年現在、世界では56の武力紛争が起きていているそうです。
中でも、高強度紛争をしている国々には、アフガニスタン、シリアといった、宗教と関わる紛争をしている国や地域があります。

アフガニスタンは、アメリカとタリバーン勢力の紛争。
そしてシリアは、シリア政府と、イスラム国がからむシリア反体制による紛争です。

この本を読むまでは、
キリスト教が、元はユダヤ教に発するものだと知らなかったし、
イスラム教創始者ムハンマドから、「フーシ派」「スンニ派」といったイスラム教の派閥に分かれたこと、又、それに関連する宗教がらみの紛争に発展したことも知りませんでした。

こうして、世界で今も起きている戦争に、複雑に、深く関わっているのが宗教で、それらの宗教を掘り下げ、かつ、分かりやすく記しているのが本書です。

巻末に索引もあり、ニュースなどで疑問が浮かんだ時、すぐに調べやすい点でも、役立つと思います。

雪見酒さん 51歳 女性
無知を知る。な、1工員です。