
彼氏にフラれて縁切り神社に行った主人公の前にニーチェを名乗る不審者登場。
以後、京都を舞台にご当地物語と少女と現代に甦った哲学者たちの物語が始まる。
絶望のはるか先に全てを超える希望、超人への道はあるのか。
哲学の道を歩いて花咲く京都を巡って見てください。
【手に取ったきっかけ】
著者インタビューより。
【特に印象に残ったエピソードや内容は】
さすがに本書のように目の前には出てこないけど、哲学書を読めば誰かがあなたの悩みを先に考えていてくれています。
強いて言えば京都で日本なのに西田幾多郎や鈴木大拙がいないのが不満。
【どんな方におすすめしたいか】
あの時は些細なことを真剣に悩んでいたんだなとより大きな人生の困難を知ってしまった大人から悩む学生さんまで。観光ガイド的な本にもなっていますので登場人物たちとぜひ京都の町歩きを。
【あなたの読書体験や哲学に対する考えもぜひお聞かせください】
悩みのほとんどはだいたい誰かが体験しているし、また自分で悪口にして憎まれずとも誰かがやっている。
鴉野 兄貴さん
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