「ねこよん」という愛称で呼ばれている作品です。
2016年に映画化されました。
全部で4巻だったのですが、ちょっと間が開いて
5巻が発売されました。5巻は「その後」と
実兄の作品も掲載されています。
ノンフィクションです。漫画家さんの実兄が2匹の捨て猫を拾ってこられます。元はプロボクサーで世界チャンピオンを目指すファイターだった作者が、試合で殴られて失明の危機にさらされて絶望と共に失明を恐れてボクサーを断念なさいます。それまでも実兄のアシスタントをしておられましたが、とりあえずはアシスタントをされて気持ちも落ち着いて来られるのですが、、兄がご結婚の為に故郷に帰られ、猫2匹と共に作者は捨てられる事になります。。
とても面白い作品だと思います。作者は実家で犬を飼っておられて、猫は嫌いだったんです。なので猫の世話は楽しいものでもなく腹立たしい事の連発です。
猫を飼っておられる方には、猫あるある、でもっと面白く感じられるのでは、、と思われます。私も自分の猫ではなかったのですが、ホームステイしていた家に猫が3匹もいて数年同居した経験があって、あるある、が面白かったです。オスとメスで兄弟ではありますが、全然性格も違ってそこがまた面白いです。
ただ、、初めて飼う猫で本などで勉強なさるのですが、いろいろ愛猫家には有り得ないような粗雑な扱いをしている場面もあって、批難のレビューもけっこうある作品です。。メスには避妊手術をするのですが、オスは可哀想だとの思いが強くて去勢はしなかった。
それが元で猫エイズで命を落とす事になります。作者の気持ちもとてもよくわかりますが、長生きしてもらうためには去勢させるべきだったという意見が多いですね。自分が猫だったら作者に感謝ですが。。
実話だからという事もあってか、、作り話よりもリアリティがあって面白いですし、作者の猫に対する愛情にほのぼのと癒されます。猫、、ペットではなく家族ですね(^^)
さくら咲くさん 47歳 女性