本書における海駅の定義とは
「海が見え、かつ旅情を誘う無人駅」のことです。

前作『秘島図鑑』で話題をさらった著者が、
なぜ海駅を?と不思議でしたが、
読み進めるうちに腑に落ちることができます。

海は楽しいですが、休日に長距離運転をしたり、
サーフボードなどの重い機材を持ち運ぶのが
面倒に感じることがあります。

そんな時、
海駅なら思い立ったら気軽に旅立つことができます。

めんどくさがりで腰の重いひとでも
「いつでも好きな時においで」と招いてくれる海、
それが海駅です。

本書に収められた海駅は合計30です。

海岸を埋め尽くす「流氷の駅」から南国の駅まで、
様々な海が現れます。

次の休日には、どこかお好きな海駅へ出かけてみませんか?

GUMさん 42歳 男性