流行ったのは中学生の頃なので、、もう30年以上前で、、
物凄く息の長いコミックです。いろいろな賞も受賞していますし、CDも出てますし、宝塚で上演されるなど、大ヒットもいいところの漫画本です。我々の世代では知らない人がいないと思われます。若い世代の方は知らないかも、、ですが本屋さんの漫画コーナーにはだいたい置いてありますし、ブックオフなどでも束になって置いてありますね。現在単行本で70巻が出版されています。

物凄く、奇想天外な設定でこの方じゃないと書けないのでは、、という程のストーリーだと思います。21世紀を生きるアメリカ人キャロルが古代のエジプトにタイムスリップして王と愛し合い妃になる、というベースです。考古学を専攻していて特に古代史に明るい女性だったせいもあり、古代エジプトが好奇心を満たしてくれ楽しめる女性だったのも、古代に適応できる要因だったようです。未来から来た→未来が読める→「ナイルの娘」などと女神扱いで万人に愛されます。キャロルの叡智のお陰でファラオの命も助かるし死ぬはずだった命も、、ミノアの跡取り息子やアマゾネスの女性など、多くの命を救う事になります。。
この時代、、闘いにあけくれ勢力争いが絶えないというのに、キャロルの知識のお陰で勝利をおさめたり、、よくよく考えればタイムパラドックスが頻発じゃないかと突っ込みたくなります。

こちらのコミック、、歴史やおもしろい本のジャンルかなとも思ったのですが、全体的には甘ったらしいファラオ=メンフィスとキャロルの純愛がメインで、、メンフィスは若く美女と見間違おう程の美男で雄々しく、キャロルは金髪碧眼で黄金の姫様とも呼ばれ、二人とももてまくりです。恋敵を亡き者にしようと2人とも何度も命をねらわれるほどにもてまくる話が何回も出て来ます。

一巻の冒頭に、古代エジプトの若き王の墓、、メンフィスの棺がありその上に恋人が置いたと思われる花をキャロルが発見するシーンが出て来ます。最初の時点でメンフィスは若くして死ぬ事が読者に暴露されています。

現在、70巻、、ストーリーは、キャロルが誘拐されたりメンフィスが助けに行ったり、他国と戦争をやったり、、
ずっと永遠に同じような事件が起きて2人仲良くエジプトに帰国、、という感じで全く前進していないような感じです。レビューにもちらほらいいかげんに完結を、という声もあり、、登場人物などは変わっても永遠の追いかけっこを続けている感じで「最後どうなるのか」と切実に感じます。作者がもうかなりの高齢でいらっしゃるので、このまま完結を迎えないで終わるのかなとの懸念もあります。
この作品のヒーロー=メンフィスの死ぬというのが描かれるはずなので、、もうこのまま無限のループでもいいかなという気もします。

長い漫画なので、一気読みするのも大変かとは思いますが、古代エジプトの摩訶不思議世界も見られて面白いと思いますのでお薦めです。

さくら咲くさん 49歳 女性