怪談というと、怖いイメージがつきもの。しかし、この本は、それを払拭させてくれ、何か心に響くものがある。
それは、怪談が、亡くなった方々が主にもたらす出来事を示す内容で、つまり、あの世の方々の、心からの誠実な訴えかけが現れているからに他ならない。
仏壇のお位牌と、夜な夜な現れる、老婆の霊の関係とは?
雷が神鳴りとつながる所以とは?
恨みだと思われていた、魂が宿る人形の本当の望みとは?
京都の古刹のご住職が実際に相談を受けた、怖いながらも含蓄ある話の数々が、納められており、心をじんわりさせる作用抜群な一冊。
雪見酒さん 51歳 女性
実際に霊体験をしてから、実話怪談という沼にハマった、1工員です。