『お互い40代婚』のたかぎなおこさんの最新本です。
この作家さんの作品はかれこれ20年近く
全部読ませて頂いておりますが、ホントに楽しい
コミックエッセイで癒されます。
たかぎなおこさんはイラストレーター目指して
東京でお一人暮らしを長くされている方で、
生活の為に飲食店でアルバイト経験もおありで、
その頃の食べ物の描写も興味深いです。
ご本人も自分の事を食いしん坊と
おっしゃっておられますが、作品を通じて
飲食店の紹介、食材の美味しい調理法や
保管の仕方、調味料の使用等々、多岐に渡る
描写が秀逸で参考になります。
こちらの本は、ご結婚されてご主人と小さい娘さん
との食事が描かれています。ベーコンも自家製で
作られたり、梅干しを作って残った赤い液体で
紅ショウガを作ってとっても美味しいとか。
大人の味覚と子供では味覚が当然違うのですが、
あるお店の辛味付けの調味料が美味しくて、それを
使用する事で大人味にして美味しいとか。
ご主人は朝パン派で作者はご飯派で、朝納豆が
食べられなくて辛いけど、、ホットドッグの中身
を納豆にして、折り合いを付けたとか。
料理プロの方の本ではないので、きっちりした
料理を作る為の作品では決してないのですが、
食べる事の好きな、仕事していて子供のご飯も
作らなきゃならなくて、主人のテイストも考慮し
ながら、、などという方がほのぼの読むのに
良い本だと思います。
さくら咲くさん 45歳 女性