第34回柴田錬三郎賞、2022年本屋大賞4位で、
2023年公開の稲垣吾郎さん、新垣結衣さん出演で
映画化も決まっている小説です。
私はもともと朝井リョウさんの
小説のファンなので読みました。
特殊性癖などによって生き辛さや、
マイノリティであることで多数派との付き合いが
苦手な人たちが、「繫がり」を得ることで
生き延びようとしますが、多数派の理解を
得ることは極めて困難で、口を閉ざしてしまう。
私は、LGBTQや発達障害の人、又は#繊細さんなど
に限らず、生きることがしんどいと思っている人は、
この本に共感するとともに、(自死せずに)
生き延びていくには何が必要なのか?
と考えるキッカケを得られるように思います。
私もしんどい人の一人なので、自分の欲求が
少なくとも今よりも簡単に満たされる日本で
あって欲しいと思いました。
みーちゃんさん 53歳 男性