映画化されておりますし、続編の映画も上映されたらしいですので、かなりの人気コミックだと思いますし、知っておられる方も多い作品だと思います。
去年の年末頃に27巻が出版された所ですし、まだまだこれからも続きそうです。
大都会の東京の片隅で、とある男の方がお一人で切り盛りしているほぼ飲み屋さんのような食堂が舞台の作品です。深夜0時から朝7時までの営業という食堂でメニューはなし、お客さんがオーダーするメニューを言われるままに作って提供するという食堂です。
一冊に13~15くらいの短編が収録されていて全てが料理のタイトルになっています。深夜食堂に出て来たメニューで、メニュー本が別に出版されていたりしますので、、料理本ではあると思いますが、ストーリーはさまざまな人間模様、という本ですね。
主人公は食堂の店主で、よく常連さん~ゲイバーの経営者やストリッパーさんやまゆみちゃんというイラストレーターさんやら、、がたびたび出てきますが、基本読み切りの短編から成り立っていて、1巻から読まないと、、という話ではありません。27巻だけ読まれても全く問題ないです。大概がハッピーエンドというストーリーでほっこりほのぼので安心して読めると思います。中には結局別れたとかお金だけ持ち逃げされたとかほろ苦い話もけっこうあるのですが、勉強になったという感じで絶望感溢れるという終わり方ではないですね。料理の方も、居酒屋さんのつまみが多いようですし、エリンギのバター醤油焼きとかポテト焼いてチーズ乗せるだけどか、自分でも作れそうなメニューが多いのもポイント高いと思います。
登場人物がとても美味しそうに食べているのも特徴の一つだと思います。
読んだら心もお腹も満たされる~そういった本だと思います。疲れた方には特にお勧めですね(^^)
さくら咲くさん 47歳 女性