1~3巻は、コンスタントに出版されて4巻はちょっと間が開いてからやっと出版されたコミック本です。作者が他の本を執筆されているので、5巻の出版はしばらくはなさそうですが、まだまだ出版を期待したい作品です。
流水りんこ先生は、バックパック旅行をインドに3~4か月という感じで無数されておられ、実体験を本になさったという作品です。レビューにこちらの本を読んで行ってみたという方も、行くつもりだったけど止めたという方も、、複数おられます。大変に赤裸々にエピソードが盛り込まれています。
私は一回だけインドに行ったのですが、行った後にこちらの本に遭遇して「はいはいその通り」「私よりずっと深い旅行だ~」「この作者凄い!!!」などの感想を持ちました。作中にあるように、女性が一人でインドを旅行したら、一日に10回は結婚を申し込まれます(^^; ・・・サティやダウリやら日本人がお金持ちだと思われているやら、、色々な要因でナンパが横行のようですが、、ベナレスの定宿のレストランで働いておられた男性と何とご結婚を~!!!失礼で申し訳ないですが、、その男性がハリウッドスター並の外見でいらっしゃるとか、庭で象やらキリンを飼えるレベルの大富豪でいらっしゃるとか、、ではなく、、気が合う、誠実でまじめなお人柄などがご主人の勝因だったようです。何よりも、りんこ先生がインドがとてもとてもお好きだという事かと思います。
余談ですみませんが、インド夫婦茶碗という作品で、
ずっと日本で過ごしてきたし子育ても終わったのだから余生はインドで過ごそうとご主人に提案されます。
が、、インド生れ育ちのインド人ご主人が、日本の方が医療など生活レベルが上で過ごしやすいから嫌だ!
というエピソードが記載されています。う~ん、面白いです!
インドという、かなり異世界の旅行記で、インドの紹介旅行本ですが、興味深いという面白さのみでなく、くすっと笑えるという面白い本でもあると思います。
りんこ先生の画力は相当ですので、絵も楽しませてもらえると思います。
ただ、、りんこ先生のお持ちになっておられる旅行運のせいもあって、大きな犯罪被害には遭遇なさっておられないようですが、、女性一人でりんこ先生と同じような旅行をされたら危険ではないかと思います。出版するにあたって、編集者に止められたり表現を和らげた、というような記載もございましたので、作中にもありましたが「オブラートに包んで」表現されている本だと思われた方が良いかと思います。
さくら咲くさん 46歳 女性