最近「問題発見・解決」『能力』が
大切とよく言われます。

しかし、私は、どんな小さなことでもいいけれど
「問題発見・解決」『行動』こそがもっと大切で
あると強調したいと思います。

世に評論家(あるいはただの解説家)は
多いですが、人まかせの評論だけでは
世の中は変わりません。

この点において、私が青春期に
大いなる感銘を受け、現在もなおその影響が
続いているのは、高校1年生のときに読んだ
アンドレ・モロワの「初めに行動があった」
(岩波新書、1967)です。

このタイトルはゲーテの「ファウスト」第1部
第1237行に借りています。

モロワの本の冒頭には
「なんぴとも行なうことなしに
意欲することはできない」や
「動かないでいる船は操縦できない」という
印象的な言葉があります。

以後50年、私はこの言葉をモットーに
これまでやってきました。

ラベンダー・オラフさん 66歳 男性