ここには、様々な「貧乏」の形が登場します。
子供の頃、近所中、皆が貧しかった方。
病と貧困の悪循環となった方。
高度経済成長期において、父親が解雇され、酒とギャンブルに走ったため、子供の頃に飢えを知った方。などなど。

2016年発行の本書のはじめに、
「日本で貧困や格差が深刻な問題となり、10年以上が経ちました」と、あります。
それから更に10年が経とうとしている現在。
ますます「貧困」と「格差」が広がり、生きづらくなっているのではないでしょうか?

この本は、「貧困を生きる」とは、具体的にこういう生活をしてきた。と、赤裸々に綴られています。

底辺を知らずに生きているなら、知るべき。
そう思わずにいられません。

雪見酒さん 51歳 女性
清く生きるのが理想。な、1工員です。