一冊に何話も読み切りのストーリーが収録されているオムニバス形式の漫画です。
小学校の頃に学校でかなり流行っていて読んでいない友達がいないくらい人気がありました。ホントに子供ながら面白いと思って次の本が出版されるのを楽しみにしていました。
全17巻の漫画ですが、アマゾンで見たら改訂版のような
全12巻が出版されているようです。多分どちらで読んでも同じだと思います。何十年もの時を経て「最終章」という続編が出版されていますが、作風も変わってストーリーも過去のなぞらえというか、、キレがなくてレビューを見ても不評なのでお勧めはできないですね。

ゼウスとか神々の世界がベースになっています。兄妹として生まれた悪魔=デイモスと読む、、とビーナスが愛し合うのですが、兄妹なのでゼウスの怒りに触れ、ビーナスの身体は生きながら朽ち果て、デイモスは悪魔に、という罰を受ける事になります。ビーナスの身体を取り戻すのに人間界での生まれ変わりの美奈子を冥界に連れ帰ろうとするのですが、、デイモスが美奈子にも愛情を覚えて連れて行けない。。苦悩する話です。ベースはこのような話なのですが、ストーリーは人間の愚かさや醜さ、、話ごとに登場人物が異なり全く別物になります。基本バッドエンドです。兄妹で愛し合って罰を受けたというのに、ゼウス本人は妻のヘラ以外にも愛人が何人もいて愛人との子供もいたり、、ヘラも神だというのにしっと深くとんでもない復讐劇を演じたり、、突っ込みドコロが相当多いストーリーだと思います。ちょっとした嫉妬心から簡単に最愛の人を殺したり、自分の利益の為に簡単に善良な人を殺したり、
そんな話が多いので、、そんなに簡単に殺すのはありえないんじゃないかという感想をもってます。
17巻で美奈子を冥界に連れて行けるのか否かの決着はついていません。美奈子は悪魔であるデイモスを毛嫌いしているはずなのに、実は心惹かれていた?というような描写もあって微妙です。

明るい話ではないですが、とても面白いストーリーが満載で軽く読むのにとても良い漫画本だと思います。
背筋が凍るほど怖いかと言えば~登場する人間の醜さにぞっとするとは思います。

さくら咲くさん 49歳 女性