桜沢エリカ先生の最新の作品です。好きな作家さんなので全作読ませてもらっています。
世界発の女性画家さんのマリー・ローランサンと有名で今でも知らない人はいないであろうココ・シャネルの物語です。
お二人の出逢いからお二人の生い立ち、どう生きられて、どう成功していかれたのか、こと細かに描かれています。漫画本なので、一冊一時間もかからないですっと読めますし、とても絵が綺麗で豪華絢爛なパリの風景と魅力的な登場人物が楽しめます。特に時代がかった衣装が素晴らしく、ワクワクしながら読めました。
ひと昔前の話ですし、現在とは時代が随分違うとは思いますが、ひとつの道で成功を収める実在の人物の話ですし、仕事に役立つ要素が多いように思います。
お二人共鬼才の持ち主ですしお互い刺激しあったのもかなりのプラスになったと思われますが、
お二人のパワーの源の一つに愛する人に先に旅立たれ大きな傷を負った経験もあるんではないかと考えさせられました。ベートーヴェンが恋多き人物で愛する人を想い作曲し失恋するだびにその負の?パワーで素晴らしい名曲を作曲されたというのは有名な話だと思うのですが、こちらの本を読んで負のパワーも成功の要因になるのかな~と考えさせられました。
兎に角、実在の成功された人物の実話です。その分とても興味深いですし楽しめますのでお勧めです。

さくら咲くさん 49歳 女性