清水玲子氏は白泉社の有名な作家さんで、1999年から掲載された人気漫画です。全ての作品を読ませて頂いておりますが外れは一切ないですね。
秘密は全12巻番外編が二冊ばかり出版され、その続編秘密season0 が数年前12巻で完結になりました。
最初から読まないと相関関係などわからないと思いますので全部読まれることをお勧めします。

一冊読めば、めちゃめちゃ面白いので次へ次へ読みたくなると思います。
2060年が舞台です。死体の脳をMRIにかけて目が見た光景を再現できるという夢物語がメインテーマです。もちろん死者の尊厳、、プライベートなことも全部他人にさらされることになってしまうし、死者とはいえ脳細胞を切開して取り出す訳だし反対も多く、、多くのドラマが展開されます。
正直、現実には不可能な夢物語だとは思いますが、もの言えぬ死体が死の目前に見た景色が再現できたら冤罪は100%なくなってメリットの方が多いと思いますが、、

清水玲子氏の作品の特徴ですが、登場人物がかなり個性的で台詞がかなり辛辣で胸をえぐるようなひどいやり取りがよくあります。。心理描写がかなり独特でハッピーエンドには決してならない暗いエピソードだらけです。
特に、、主人公の剛氏がコンビニで食べ物を万引きした浮浪者を捕まえるのではなく弁当と飲み物を買って提供して解放したというのに、、歪んだ情念を抱かれて執拗に追い掛け回され苦しめられる事になる。。
このエピソードはホントに怖かったです。

全部は観てないのですが、アニメ版も実写版も
けっこう脚色が多くて原作とは異なって面白くないなと言うのが感想です。是非原作の漫画を読まれるのをお勧めします。

さくら咲くさん 49歳 女性