漫画本で10周年を迎えるそうです。現在11巻まで出版されています。

一巻が出版された時に既に人気があってスマートニュースで紹介されていたので手に取ってみました。
絵もあったかくてほのぼのという感じで、癒し系のコミックエッセイです。気が付いたら新刊が出版されているという感じで読み続けて、、もう10年らしいです(^^;

奥さんに先立たれて、奥さんの猫とじいちゃんが2人で暮らしておられます。身の回りの世話をずっとしてくれていた奥さんがいなくなって、、本来なら相当に生活に困るはずなのですが、、本作のじいちゃんは料理も勉強して11巻ではよもぎ餅すら自分で作られます。猫が多く生息する島に住んでおられ、学問の為に島を離れた時期はあっても生れも育ちもその島で、周りには竹馬の友やらじいちゃんを寂しい思いをさせないあったかい人たちが大勢おられます。
都会で息子さんが所帯をもっておられ、いざ一人暮らしが出来なくなったら世話になれる子供がいる、という境遇ではいらっしゃっても、息子さん自身の言葉でもありましたが、慣れ親しんだ島で猫と生活するのが一番幸せ、なんでしょうね。

フィクションで、、現実にじいちゃんが一人暮らしでここまで自分の事を自分で世話できるのだろうか?猫の世話もしっかりなさっておられるし、、
竹馬の友とはいえ、、仲の良い友人が沢山いて
診療所には新しく赴任してきた若いお医者様がおられて医療の心配もない、、僻地で生活必需品を手に入れるのにけっこう難儀のようですが、誰かについでを頼めて手に入れる事が出来る、、
全く夢の楽園のような島で、、こんな老後、羨まし過ぎる、、こんなの現実には難しい、いや不可能じゃないか、という感想ではありますが、、

自分の老後を想像した時、自分の幸せにはこれがあったらいいな~などと参考になる本だと思います。
じいちゃん、いろいろ料理なさって、作り方もけっこう詳しく掲載されているので、料理の参考にもなる本ですね。
兎に角、ほのぼの、癒される漫画本です。

さくら咲くさん 49歳 女性

ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

ねこまき(ミューズワーク) / KADOKAWA/メディアファクトリー / 2015/8/7