人生の課題がそれぞれに現れ始めた、私の世代は、友人たちと予定を合わせるのもなかなか難しくなる今日ですが、学生時代や、就職後の未婚時代には、海水浴やスキー、果てはオーロラ鑑賞ツアーに海外へと、旅行に行っていました。
オーバーツーリズムの今では考えられませんが、京都へは、十回以上訪れています。
最近はもっぱら歴史的見聞を深める日帰りツアーに参加する旅ですが、この、サザエさん旅あるきに掲載されている、著者の長谷川町子先生は活動的です。
ご年配になる、長谷川町子先生の母と共に萩や世界漫遊の旅に出かけたり、ワシントンやハワイに行ったりと、漫画家という、多忙な職業でありながら、様々なところに行っています。
子供のころの家族旅行や、学生時代の富士登山の話もあり、バラエティーに富んだ旅行記です。
1987年初版発行の当本ですが、旅行先でもの珍しさに、不用なお土産を買っていたり、団体旅行中に仲良くなり、ツアー途中で仲違いしたりは、現代にも通ずるのではないでしょうか?
掲載されている土佐犬やマカダミアナッツは、現代にもある名物ですよね。
古き時代から今にも続く、旅情あふれる内容です。
雪見酒さん 51歳 女性
旅行好きで、写真が増えて困る、1工員です。