年老いたアナグマが、死んでしまう。長いトンネルを若い頃のように走っていくのが死の描写となっていて、死も悪くないと安心できる。また、アナグマの死を誰もが悼み、みんなで悼み、誰もが個人的なアナグマとの思い出を持っている。その思い出の一つ一つに、誰もが個人的に励まされ、そのことでみんながアナグマの死の喪失を乗り越える。思い出の一つ一つもおくりものだし、それによって喪失を乗り越える力を与えることも最後の贈りものなのだなと思う。アナグマのように生きていけたら最高だ。

poohymcaさん 55歳 男性