作者は韓国の若い女性です。
韓国でこの本がかなり多くの人に共感され
有名になって日本でも翻訳されて出版という
運びになったらしいです。
こちらの本が先に出版されてから
「私、幸いなことに死にませんでした」も
出版されました。
後者に作者の心情の細説や
心療内科受診と闘病細説が記載されているので、
こちらも読まれる事をお勧めします。
韓国の方の韓国での話なので、
日本の仕事事情とは異なる点があるとも思いますが、
日本も韓国もひどい学歴社会で経済も発達していて、、
かなり共通項が多いようにも思います。
作者は学生時代から周りと違う事に
違和感を感じて生きておられ、卒業後当然のように
会社に就職されますが違和感はどんどん大きくなって
仕事が続けられなくなります。。
不安障害、という病名が
付けられる精神疾患のようですが、、
清掃の仕事は作者の実母もされていて、
母の庇護の元でリハビリの意味ももってされている、、
本来はイラストレーターがライフワークという
位置付け、、というストーリーですが、、
確かにイラストレーターは夢の仕事で
それだけで食べていくのは大変でしょう。。
でも、やりたい事をやってこそ”幸せ”だと。
作者はいろいろな不適合や不安で
死を望んだりされたようです。。
仕事がうまくいかず自殺というパターンは
日本でも実際多いですし、無理して会社に通う為に
鬱になるパターンも相当多いですし。。
作中にもありますが、清掃の仕事は世の中には
必要不可欠なお仕事ではありますが、『3K』、
ドン引きされる。。。
でも、お給料はそれなりに
良いらしいですし、人間関係も良さそう
(仕事柄作者のように真面目な人が多いのかも)
ですし、それ程ドン引きするお仕事ではないような
イメージになりました。
こういう生き方も全然有り!と参考になるかと思います。
さくら咲くさん 45歳 女性