数年前の朝ドラの作家さんの半生を書かれた作品です。
自らの人生のノンフィクションなので迫力がある本だと思います。数年前の出版本ですが、新聞でかなり売れている本だと宣伝されていて、全く知らない作家さんですが興味が湧いて読んでみました。
『日本一不幸な女』と表紙の帯に書いてありましたが、、
苦楽を共にしてきた最愛の夫が若い女生徒と暮らす為に家を出ます。泣いて過ごされるのですが、、若い女性とうまく行くわけもなく、家に戻りたいと言われ、もう一度やり直そうかとも考えられるのですが、、浮気相手がガス自殺
(多分狂言)をはかり夫も戻るに戻れなく、、
結局浮気相手が男児を出産し、離婚→女生徒と再婚→夫は生涯をその女生徒とその男の子と送る事になります。
浮気して家を出た夫に長期に及び苦しめられ、、その上
これでもか、これでもかと次々難病に襲われ合計8回もの手術というご苦難と闘われ、、かなりの苦労をされておられます。日本一不幸かと言われれば、離婚と共に教職に復帰され、数年後には作家としてデビュー、本は絶賛だし、朝ドラ作家として有名になられるし、、元夫は新築の自宅のローンを払わずに出て行ってしまったとの記載があるのに、年老いた実母と同居する為に家を売ろうとされるのですが、億単位の家はなかなか買い手が付かなくて売るのに時間がかかったとのこと。億単位の家のローン一人で払われていたんだ。。仕事で成功されておられ、人間関係にも恵まれておられ、、ご自身でおっしゃるほど不幸という訳でもないんじゃないかと突っ込みたくなるのですが、
前向きな思考は是非見習いたいと思いました。
レビューにも「元気をもらった」「前向きになれた」などと言う記載が多い本です。字も大きくてぶ厚い本でもなく
短時間に軽く読める本ですので、気落ちした時にちょっと読むのにお勧めです。
さくら咲くさん 49歳 女性





