ここ一年で読んだ中で最高の感動作です!

毎年、1月2日3日の2日間に渡って展開される、日本の伝統中の伝統の箱根駅伝、、どのご家庭でもそうとは限らないですが、実家では2日3日、自宅にいようが旅行先にいようが絶対にテレビ観戦するのが当然で、自分も当然1月2日3日はテレビにかじりついております。山の神などのスター選手がいた頃は録画して録画を何度も繰り返して観るほど大好きな駅伝です。

こちらの本は、残念ながら(?)フィクションで実話ではないです。でも、かなりのリアリティがあってかなりの部分、絶対に現実にもある話ばかりだ、という感じです。学生たちの闘いや葛藤のみでなく、毎年テレビ中継には相当お世話になっていますがその裏話までかなり詳しく書かれています。こちらもまた、かなり新鮮でへーホーふ~ん、という感じで面白いです。
個人的な話ですが、最近本を読んで涙が出るなんて滅多にない事でしたが、、こちらの本はフィクションとわかっていても、涙が出ました(^^;
臨場感がかなりあって、のめり込めるストーリーだと思います。

箱根駅伝が大好きだという土台があるので、特に面白いと感じられるという部分はあるとは思います。
スポーツにご興味のない方には、しらける、、かも知れませんが、感動作だと思います。

さくら咲くさん 49歳 女性

俺たちの箱根駅伝 上

俺たちの箱根駅伝 上

池井戸 潤 / 文藝春秋 / 2024/4/24