
「小説」のジャンルのお勧めです。
出版からちょっと間があいていますが、日本推理作家協会賞とかの賞を受賞されている傑作ということで紹介されていたので、知らない作家さんだし読んでみようかなと思って手にした本です。
6話の短編から成り立っています。
主人公は探偵の法月氏で、実父が警察官という方で
父と共にああでもないこうでもない、と真犯人当て問答のような事もするのですが、法月氏お一人で解決したり、、とさまざまです。6個の話に関連性はなく、どの話もどこにでもありそうでなさそうな設定で、久しぶりに本格ミステリーを読んだという感じでした。あまり書くとネタバレになってしまいますが、、アガサ・クリスティーのストーリーにも、お医者様が犯人で動機は何かというと実はゲイでゲイパーティーの乱痴気騒ぎの写真を出回らせない為の殺人、、という昔から同性のネタはあったといえばあったので、珍しい事ではないのかも知れないですが、、
こちらの本でも、同性の愛憎の話が入っていたので、今時なのかな~と思いました。
一冊に6話も入っていてどの話も独特で、一話が短めでサクサク読めて複雑な構造ではなくて解りやすいので、気分転換に推理小説を~という方にはもってこいの本だと思います。
さくら咲くさん 49歳 女性