『深い河』で有名な日本を代表する作家さんの作品です。正直、深い河はかなり面白いですし全作品を読ませて頂いても、、という作家さんですがキリスト教を主体に書かれた作品は理解が難しく自分には合わないと思い数えるほどしか読んでおりませんでした。最近読んだ人気漫画『信長を殺した男』があまりにも面白かったので信長と光秀の関係を誰か書かれてないかと捜して発見した作品です。

信長は残虐で、、信長に反逆する村重や光秀は
どうみても善良な人物として描かれていますが、、
信長のカリスマ性に魅了されつつも真逆の感情も内に芽生え、、謀反を起こすのもなんとなく理解できるという気もしますが、全体的に(嘘だ~)という印象の多い作品だと思います。戦いと言うよりそれぞれの考え心境に重きを置いた作品でこういう見方もあるのかと考えさせられると思います。

上下巻きの作品で少々長くて読むのに時間が掛かると思いますが、戦国時代の武将たちに興味のある方には間違いなく面白い本だと思います。

さくら咲くさん 49歳 女性