イヤミス。読んで嫌な気持ちになるミステリーを、巷ではそう呼ばれている。イヤミスの女王と呼ばれる、湊かなえさん作品を、初めて読んだ。
確かに、誰1人として救われない結末だった。けれども、作品の根底には、家族の絆、そして呪縛が流れている気がしている。
主人公の榊史郎しかり、その息子、至しかり、子供の頃からの友人である画家、留美さんしかり、その娘、杏奈さんしかり。
絆がなければ、呪縛にもならないだろう。
是非ともカタストロフィを、この本で、存分に味わってみて下さい。
そしてラストでは、史郎と至が互いに思いあう絆をじわじわと感じると思います。
雪見酒さん53歳 女性新たな小説の分野に出会うとワクワクする、1工員です。

