「お金」とは何かを考える場合、
まず読まなければならない必読書です。

1999年に同名テレビ番組が放送され、
地域通貨ブームの火付役となったことでも知られています。

地域通貨は、いまでこそ下火になっていますが、
お金のあり方を考え変えていくツールとして
有効性はなくなっていません。

端的に言えば、お金は経済の血液として使われ
循環してこそ意味があるのですが、価値を保存するだけ
でなはく増殖する機能も引き受けてしまったため、
交換のための道具から投機や支配の道具になっています。

そうしたお金の問題・あり方を初めてあぶり出した書として、
すべての人にお勧めしたいと思います。

tomeさん 60歳 男性